Episodes
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○Team NBA 年表
○Herbert ・ そのルックスの良さもあり、プレイボーイとして知られる。オフには恒例行事かのようにゴシップ記事を書かれていた。 ・ ゲーム好きで、ゲーム誌に連載をもっている。忙しい合間に効率良くゲームを進めるポイントを記しており、大人気を博している。
○Jason ・ かなりのアウトドア派であり、オフは必ず、家族と共にキャンプを楽しむ。 ・ ルーキーシーズンに初めてニューヨーク・ニックスと対戦したゲームについて、「長年憧れ続けたBobやChrisと同じコートに立てたことで感激してしまい、ゲームの記憶が全くないんだ。」と回想している。
○Alex ・ 熱烈なサッカーファンであり、Horatioとは親友である。また、大のラグビーファンでもあり、オールブラックスのCarlosとも非常に仲が良い。 ・ CiprianoとIbnの執拗な悪戯には手を焼いているが、2人とは強い絆で結ばれており、コート外でも仲が良い。
○Bob ・ プロレス観戦が趣味で、友人のレスラーも数多い。 ・ NBA全体の重要なポジションを担っており、他チームのプレイヤーですらも指導を仰ぐ。チームメイトのChrisと共に、NBAの振興事業にも多く関わっている。
○Steve ・ 例年トライアスロンに出場しており、その驚異的なスタミナを駆使して、大会記録を更新することも多い。 ・ 華麗過ぎるパスやドリブルで魔術師に例えられるが、実はマジックが非常に上手い。その腕前は、ある一流マジシャンに「真剣に練習すれば、軽々とマジシャンになれるだろう。」とまで絶賛されるほどである。
○Cipriano ・ 練習中にAlexのドリンクをアメリカンコーヒーにすり替え、こっぴどく叱られた。翌日はブラジリアンコーヒーで再挑戦しようとしたが、チームメイトに全力で阻止されたという。 ・ アルコールに弱く、飲み始めてから1時間ほどで熟睡してしまう。しかし、その1時間はただでさえ高いテンションが、それを凌駕するまでに振り切れるという。
○Chris ・ NBAプレイヤーでも耐えられないようなワークアウトをこなし、史上最高プレイヤーの筆頭となった。Chrisの登場以降、彼に憧れた世代のプレイヤーたちが、同レベルのワークアウトに次々と挑んだ。しかし、Chrisほど軽々とこなすプレイヤーは皆無だという。 ・ キャリアトリプルダブルに注目が集まるが、実は通産のプレイオフスタッツもトリプルダブルであり、真のキャリアトリプルダブルを達成している。
○GatsBy E ・ 右手首のバンドの下に、もう1枚薄いバンドを着用している。これは高校1年生時のゲーム中、右手で思い切りダンクをした際に激しい骨折と腱の損傷をしたことがトラウマとなっているためだ。しかし、この怪我が完治すると、担当トレーナーも「奇跡」と驚愕するほどに、右腕のパワーが増大していたという。 ・ ルーキーシーズンのキャンプ開始時、GBEのワークアウトに必要なマシーンは、レイカーズのジムにさえもなかった。レイカーズは、それまでの最大負荷の数倍の負荷をかけられるマシーンを、特注で生産させたという。後にJimmyは、「そんなマシーンは、ゴリラ界でも企画案すら出ないだろうね。」と語っている。
○Khan ・ 若手時代は、シーズン中でも徹夜で麻雀をすることがあった。遠征時は、常に麻雀牌を携帯していたという。 ・ 料理が得意で、自身がプロデュースした店舗のメニューは、全てKhanが考案したものである。
○Tyson ・ 巨大で恐るべきパワーを備えた身体を誇るが、その身体ゆえの負担や怪我のリスクを考慮し、出場時間には若干の制限がある。しかし、それがハンデにならないよう、練習中でもゲーム中でも絶えず、自身のプレイ効率向上と後輩の育成に励んでいる。 ・ Herbertがセルティックスに入団した当初から、徹底的にプレイイングマナーを叩き込んだ。Herbertの天才的才能が、本当の意味で認められた理由としては、Tysonの存在が真っ先に挙げられる。
○Ryudai ・ レイカーズベンチには、水とスポーツドリンクに加え、Ryudai用の麦茶が用意されている。 ・ 日本史にかなり詳しく、日本史を扱った小説や漫画、ゲームなどにも精通している。日本史ほどではないが、中国史にも非常に詳しいという。
○Ibn ・ 歴史的建造物やアートにも非常に詳しい。そのため、母国では歴史系番組に多数ゲスト出演し、観光大使も多く務めている。 ・ あまり集団で行動するタイプではなく、どちらかと言えば個人主義であるが、Alexをからかうことについては、Ciprianoと阿吽の呼吸を見せる。
○Corey ・ プレイヤー時代とコーチ時代を合わせて20回を越える優勝を遂げており、Jimmyには、「全部溶かして、でかいティアラにしろ。」と言われ続けている。 ・ チャンピオンシップを獲得した夜は、翌日の昼過ぎまで宴を続けるのが恒例である。プレイヤー時代はもちろん、コーチとなった後も、シャンパンファイトに率先して参加している。
○Billie ・ パートナーのSteveとは非常に仲が良く、オフのトレーニングでは共にシューティングや1on1をする。1on1はほとんどの場合、Billieの圧勝であるという。 ・ 小柄で細い体格にも関わらず、頻繁にペイントエリアへのアタックを敢行するため、常に怪我と隣り合わせである。しかし、エステを取り入れた独自のクールダウンにより、回復力は非常に高く、WNBAの他プレイヤーにも注目されている。
○JJ ・ コンサートでは、あまりの興奮と熱気のために失神するファンが続出する。 ・ パフォーマンス時はメイクをしているが、それ以外の場面では全くメイクをしない。しかしながら、やはりメイクをすると、その美し過ぎるマスクは一段も二段も美しくなる。
○Elizabeth ・ セクシーで圧倒的なダンスパフォーマンスが特に注目されるが、実は歌唱力も歴代アーティスト中最高レベル。コンサートでは、バラードでもファンを深く酔わせる。 ・ その過激過ぎるパフォーマンスは、放送規制やカットのオンパレードを巻き起こす。しかし、そのような話題がまた話題を呼び、熱狂的なファンを世界中に獲得している。
○Hypersonic ・ 世界中で支援活動を行っているが、物資や環境などの「物理的支援」以上に、人々が困難に立ち向かい、発展を遂げようとするための「精神的支援」を非常に大切にしている。 ・ パフォーマンス時には紙巻き煙草、葉巻、パイプ、煙管、シーシャなどあらゆる喫煙具を吸っているが、実際は常習的な喫煙者ではない。Hypersonic曰く、「パフォーマンスに用いる喫煙具は、あらゆる意味で迷惑をかけるものではない。」とのことで、暗にフェイクの喫煙具であることを示唆している。
○Cattleya ・ その音域は、通常のスタジオ機材では到底カバーできない。Cattleyaの超高音をカバーするための機材費は、豪華なスタジオそのものを建設できるほどであったという。 ・ 5歳年下のパートナーであるHypersonicについて、「彼の音楽や活動は、どれだけ尊敬してもし尽くせない。彼の活動が何倍にも広く、深く伝わっていくためのサポートをすることが私の生きがい。」と語り、常に全力で支えている。
○Caesar ・ ある作品において、2日ぶりに食事をし、ビールを飲み干すシーンがある。そのカットを監督が絶賛したところ、Caesarは「3日と半日間、何も食べなかった甲斐がありましたよ。」と答えたという。 ・ ある作品において、長く伸びた髪を、妻役のLinによって切り落とされるシーンがある。短髪にヒゲを剃り落としたこのシーンの顔こそが、「史上最も美しい男性」のベストマスクとされている。
○Lin ・ 料理店を営む両親の間に生まれたため、料理が非常に得意である。現在でも誕生会やパーティーなどで、豪華な料理を振る舞っている。 ・ あまりに美しく、透明感に溢れる美肌と髪の持ち主であるため、撮影現場では天候や安全性など、過剰なまでに気を遣われてしまうという。
○Harumi ・ 異国を訪れた際には、必ず大量の酒を買い込む。相当な酒豪であり、酒の知識も豊富である。 ・ 祭好きとして有名である。世界各国のフェステバルに出向き、楽しみ尽くしている様子が多数目撃されている。
○Marie ・ 練習中に一本背負いをかけた際、対戦相手が畳ごと道場の床を突き破り、かなり大きな穴を開けたことがある。オリンピック直前だったこともあり、非常に大きな話題となった。 ・ 教育に関するあらゆる現場に積極的に赴き、幅広い人脈をもっている。その教育理論は世界中で取り入れられ、驚くべき効果を上げているものばかりだ。
○Jimmy ・ メディアに積極的に出演し、史上最も遊び歩くプレイヤーだったが、歴代最高クラスのプレイヤーとなった。その理由についてJimmyは、「私が世界一バスケットボールを好きな人間だからだ。」と分析している。 ・ 現役時代のオールスターゲームにおいて、リバースダンクを狙った際、頭をリングに激突させたことがある。
○William ・ 高校時代は、オールスターに選出されるほどのバスケットボールプレイヤーであった。しかし、大学進学後は自動車設計に没頭し、ボールに触れることすらほとんどなかったという。 ・ 父親のMichaelと同様、ビジネスを家族に引き継がせることにはこだわらず、自分の信頼できる人物であれば、誰が「U.S.L.A.」を引き継いでも全く構わないという。また、「ツールやコンテンツの質を維持できる、欲を言えば向上させられる人物が現れなければ、『U.S.L.A.』を存続させることはない。」とも語っている。
○Karl ・ Karlが開発した「Martell」は、モルト・ホップをふんだんに使用し、かつ長期熟成させることによって、ビールの濃厚さ・コクを引き出した大ヒット商品である。そのモルト・ホップ使用量がかなり大幅に増量され、長期熟成を数段上回る熟成期間を経たビールが「Charlemagne」である。苦さ、甘さ、香りなど、ビールの味を構成する全ての要素が段違いに突き抜けており、真にビールの濃厚さ・コクを極めたと言える爆発的大ヒット商品だ。 ・ Karlが、「1口で満足できるほどに濃厚で、コクがあるビール」を目指して開発したのが「Charlemagne×Charlemagne」である。「Charlemagne」を(超長期ソレラ・システムを経験した後にウイスキーを超長期熟成させた)数種類のシェリー樽で熟成させ、それらをブレンドした逸品だ。なお、各シェリー樽に染み込んでいた香りとコクの歴史層が、それぞれの「Charlemagne」に移行した上でブレンドされるため、その濃厚さとコクは、字面そのままに「『Charlemagne』の2乗」と言ってもまだ、まだまだ表現できていないほどのものになる。
○Petrus ・ 「Pygmalion Dictionaryで調べられないことはこの世にない。」という発言に対するクレームは、1件たりとも寄せられていないという。 ・ もはや一挙手一投足が全世界の経済に影響するため、表舞台に姿を見せることはほとんどない。プライベートでも親交があるMichaelや、Karlと飲食を共にするだけで、全世界のメディアが極端に慌ただしくなる。
○Michael ・ William、Jimmy兄弟が言うところ「厳し過ぎる父親」だが、孫のCaesar、Marieが言うところ「優し過ぎる祖父」であるという。 ・ 超上昇主義者であり、常に能力向上を目指して努力を重ねている。また、スタッフやユーザーの意見を非常に尊重しつつ、それらを練り合わせる能力は桁外れで、「Fu Xi」が掲げる「無限の可能性」というテーマには、全世界の人々が携わっていると言っても過言ではない。
○Leonardo ・ 執筆に関するビジネスも多く展開しており、「シン・幸福論」などの著作もある。 ・ 食べることが非常に好きで、昼食を食べ終えた直後から夕食のことを考えるほどだという。ちなみに、チョコレートが大の苦手である。
○Horatio ・ あるサッカーゲームが発売された際、Horatioの能力値はゲーム設定ぎりぎりと言えるほど圧倒的なレベルだった。しかし、世界中のサッカーファンからは、さらに高い能力値が妥当だとの声が続出した。 ・ そのキック力は常軌を逸しており、ボールがゴールネットを突き破ることもあったほどである。この現象が起きるための身体能力については研究者によって意見が分かれるが、中にはHoratioが「僕を地球外生命体と見ている。」と言うほどの試算も多くある。
○Carlos ・ 若くしてイングランドプレミアシップの名門、レスター・タイガースに引き抜かれたため、生活に慣れるまで大変苦労した。その当時、弟のように面倒を見てくれたのが、Carlosの兄の親友であるHoratioであった。今でもHoratioのことを非常に尊敬し、慕っているという。 ・ 母国への愛国心は並外れて高く、国内では史上最大のスーパースターの1人とされている。
○Anna ・ 史上最高のバレーボールプレイヤーとの呼び声が高いが、スタイルの良さを生かしてモデルとしても大活躍している。TysonがAnnaと知り合った当初は、バレーボールプレイヤーとしてではなく、モデルとしての印象が強かったという。 ・ ダーツが非常に上手く、バレーボールのトレーニングにも積極的に取り入れている。
○Maria ・ その爆発的人気を証明するかのように、出場するゲームの視聴率は異常に高い。観客席からは、常にファンが溢れ出している。 ・ 練習時間が短いことで有名。しかし、その内容は常識では考えられないほどハードであり、フィジカルもメンタルも人間離れしていることを見せつけるものである。
○Dante ・ ゴルフを趣味としており、腕前はプロ級。ドライビングコンテストの世界記録を、大いに圧倒的な飛距離で保持している。 ・ 自身がもつ野球史上最長飛距離のホームランは、スタジアム最上段の高さを倍にしたほどの位置を、上昇しながら楽々軽々、悠々々と越えていったものである。
○Ilya ・ 体重が自分の倍もある挑戦者との防衛マッチの際、開始早々、挑戦者の強固なガードの上に強烈な右ストレートを浴びせた。この時、挑戦者はリング中央からロープまで吹き飛び、そのあまりの衝撃でロープが完全に切れてしまった。挑戦者は場外奥深くにまで転がり落ちてしまい、全身を激しく強打し、レフェリーストップが告げられた。 ・ ある王座13回目の防衛マッチで見せたフィニッシュの右フックは、「格闘技史上最強の一撃」と語られる。パンチを受けた相手選手曰く、「俺はあの衝撃を受けた後、永久に続くカウントを聞いていた。今は『死』をも通り越し、その果てに生かされているような、とても不思議な感覚だ。」
○Other Episodes ・ 普段は仲の良いIbnとAlexだが、お互いのサッカー熱が興じてワールドカップ期は仲が悪い。Ciprianoは、ワールドカップ準決勝で敗退した国の出身者が、相手国の料理をチームメイト全員に奢るというゲームを提案し、負けたAlexが罰ゲームを受けた。勝手に家族・友人軍団を連れてくるなどのCiprianoのやりたい放題な行動により、Alexが支払った金額は35人分にもなったという。
・ KhanとRyudaiは、かなり達筆である。2人は得意な書体こそ異なるものの、書く文字はそれぞれ非常に美しい。そのため、NBA関連番組のタイトルには、2人の書いた文字が使用されることも多い。
・ Steveはプレイ中、左手の薬指にテーピングを巻き、その上からフィンガーサポーターを着用している。これはもちろん、プレイ中の着用が禁止されているマリッジリングを隠すためである。パートナーであるBillieも、指の根元まで達するスリーブを着用し、その裏側にマリッジリングを隠している。ゲーム中の重要な局面で、左手の薬指を見つめる2人の姿からは、お互いを大切に思う強い絆が伝わってくる。
・ GatsBy EとMarieは、2人揃った姿を人前に見せることが多い。2人を実際に見た多くの人は、公表されている身長よりも明らかに背が高いと感じるようである。もって生まれたオーラの強さもあるかもしれないが、公表されているサイズと実際のそれとは、ある程度異なっているという見方が一般的である。また、2人の体重については、身長以上に大幅に異なっていると見られている。
・ Caesar、Linは、同じXX86年12月25日生まれである。クリスマスでもある2人の誕生日は、同時に結婚記念日でもある。「お祝いすることが溢れていて、本当に心から楽しめる大切な日です。」とはLinの談。
・ 「Neuschwanstein」ビール部門のコピーとして、「無事に過ごせた1日に、Martellを。良いことがあった1日に、Charlemagneを。最高の1日に、Charlemagne×Charlemagneを。」というものがある。このコピーは、KarlがCoreyと食事をした際に、Coreyが発した言葉である。Karlはこの言葉の採用を、その場で即決したという。ちなみに、Coreyが「最高の1日」としてKarlに示したのは、NBAのヘッドコーチとして5連覇を達成した日であったらしい。
・ 世界危機から生命の可能性を守り抜き、究極の経営者として輝き続けるであろうPetrusとMichael。彼らより若い世代の経営者たちの中でも、抜群の才能と実績を誇っているのが、「Neuschwanstein」のKarlと、「U.S.L.A.」のWilliamだ。彼らは非常に仲が良く、互いの意見を交換したり、議論したりすることが多い。喫煙習慣のないKarlのオフィスに葉巻と灰皿が、アルコールをほとんど口にしないWilliamの自宅に「Charlemagne×Charlemagne」とビールグラスが常備してあるという事実には、両者の親交の深さ、話す機会を大切にしたいという思いが表現されている。
・ XX76年に起きた世界危機。これは暴走した世界市場が招いた大恐慌と、数々の失策を発端とする世界全面戦争の危機であり、地球そのものの危機でもあった。当時は新進気鋭の若手で、世界中に絶大な影響力をもつ経営者であったPetrusは、この危機を回避するため、国連から総指揮を託された。彼は、当時から一目置いていた経営者、Michaelと協力し、共に解決のための指揮を執った。各国首脳や組織リーダーとぎりぎりの交渉を続けつつ、市場大暴走を抑制するため、一時的に無限大の貨幣発行権(この世界の全通貨権)を握って経済を巧みに調節し、世界全面戦争による地球存続、生命存続の危機に終止符を打った。
・ Petrusは、世界危機末期において、極度の過労が原因となり倒れてしまう。その時、たった1人で世界危機を相手に奮闘したのがMichaelであった。Petrus曰く、「私は最終局面におけるMichaelを見て、もし神々にとっての神というものがいるとするならば、まさにそれが憑依しているかのように思ったよ。」
・ Michael、WilliamとパートナーのVivian、JimmyとパートナーのAngelina、MarieとパートナーのGatsBy E、CaesarとパートナーのLinといった各界の超一流たちが揃うことからも明らかであるが、このファミリーは究極のスーパースター一家だと言える。彼らは、インタビューやスピーチなど多くの場面において、「無限の可能性」という言葉を使う。特にMichaelとMarieの2人は、この言葉を非常に大切にしている。企業のトップ、教育者という立場である2人は、自分のかかわる人々がもつ無限の可能性、その可能性にかかわってきた無限の可能性たち、その可能性が生む無限の可能性たちを常に意識し、ビジネスに全力を注いでいるという。
・ Herbert、GatsBy E、JJ、Elizabeth、Marie、Horatio、Dante、Ilyaといった各界が誇るスーパースター中のスーパースターたちには、XX85〜86学年生まれであるという共通点がある。この世代は「奇跡が重なった世代」と呼ばれ、その活躍は特に注目を浴びている。
○Superstar’s most awesome (things) 【史上最も濃厚なビール】【史上最もコクがあるビール】 Karlが開発した「Charlemagne×Charlemagne」は、史上最も濃厚で、史上最もコクがあるビールである。
【史上最も濃厚なドリンク&フード】【史上最もコクがあるドリンク&フード】 Karlはコーヒーラインにも非常に注力しており、「Charlemagne×Charlemagne」に用いられている技術を応用したコーヒー豆も開発している。これをエスプレッソ、もしくはリストレットとして、どこまでも超濃厚に抽出したものは、「史上最も濃厚で、史上最もコクがあるドリンク&フード」であると名高い。
【史上最高ヒットのコミック】 Leonardoにより描かれる『Crossverse』は、3人のキャラクターを中心にストーリーが展開されるアクションコミックである。この作品には、科学、哲学などのマインドセット、ファッションやスポーツなどの文化といった、非常に幅広いテーマが複雑に織り込まれている。なお、3人が戦い続けるヴィランは、鑑賞者のメタ的な負の感情が結集し、言動化した存在であるが、その正体についてはあまりに謎が多い。以下に、3人のメインキャラクターの詳細を示す。
○Team NBA member’s playstyle 【Herbert】 <オフェンス> Herbertと言えば、誰が見てもバスケットボール史上最高のスリーポイントシューターである。彼のスリーポイントシュートにおける唯一無二のストロングポイントは、大きく3つに分けることができる。
まず1つ目は、その成功率だ。彼のスリーポイント成功率は、他のスリーポイントシューターとは一線を画す。世界中のスリーポイントシューターが「今日は絶好調だ」と思えるゲームは、彼にとって「普段通り」のゲームだと言っても過言ではない。しかも彼は、厳しいディフェンスのチェックを受けながらも、圧倒的なスリーポイント成功率を残しているのだ。その要因としては、彼が状況によって選択するシュートタイプを変更していることが挙げられる。完全にフリーの状態、もしくはチェックがあまり厳しくない状態では、彼は打点の高いクイックモーションのスリーポイントを放つ。しかしディフェンダーのトライ次第では、身体を小さくした状態からのクイックスリー、フェイダウェイスリー、身体のかなり右側から放つスリーなど、実に多種多様なシュートを放つ。彼の高過ぎるシュート成功率からは、ディフェンスの状況を瞬時に判断する才能に加え、選択したシュートを決める技術、その技術を支える練習の質と量が明らかになるのだ。
2つ目のストロングポイントは、チャンスメイクの巧みさである。多くのシューター同様に彼もボールミートからのシュートを得意とするが、そのチャンスを自らクリエイトするテクニックは、間違いなくNBA史上最高である。ノーボールの1on1でマークマンとのスペースを生む技術は、それだけで一級品であり、パッサーとの連携も非常に見事で、最高の見本とも言える。これがスクリーン利用時となると、その動きはさらに緻密さと複雑さを増す。これを見れば、フリーになるためだけの練習を彼がどれだけ反復しているか理解できるだろう。効率の良いシュートを放つため、実はそのようなトレーニングを重ねているのだ。加えて、ドリブルからシュートを打つテクニックも抜群であるため、彼にマッチアップするディフェンダーは通常の幾倍も神経を擦り減らすことになってしまう。
ストロングポイントの3つ目は、彼のもつ勝負強さである。数多くのゲームでチームを救うシュートを決め続けてきた彼だが、大舞台になればなるほどシュートの精度は高まる。クラッチタイムでの彼の表情を見ていると、緊張やプレッシャーとは無縁なのではないかとさえ思ってしまう。それほど、彼はバスケットボールというスポーツ、そして勝負の世界に適しているプレイヤーだと言えよう。その勝負強さはゲーム終盤だけではなく、ゲームにおけるあらゆる局面で発揮される。相手チームが連続でシュートを決めたり、ハッスルプレイを繰り出したりして流れを掴もうとすると、次のオフェンスで彼は必ず反撃のスリーを沈めてくる。その傾向は、特に敵地でのゲームで顕著であり、彼が並外れたハートをもつことを証明するものである。
彼は単にシュートが上手いだけのプレイヤーではなく、実はドライブからのシュート機会も多い。なぜなら、アウトサイドに位置すること自体がそもそも相手チームに警戒されてフェイクになっているからだ。それほど、彼のアウトサイドゲームは恐怖の対象そのものなのである。
【Jason】 <オフェンス> Jasonはそのサイズから必然であったのかもしれないが、NBA史上最高のミドルポストプレイヤーであると言える。そのミドルポストプレイには、フィジカルそしてメンタルの両面におけるハイレベルな技術が多く詰まっている。では、彼のミドルポストでの強烈な存在感がどのようにして生まれているのか、詳しく解説していこう。
彼の主戦場と言えるミドルポストは、バスケットボールをプレイする中で最も奥深いスポットの1つである。無骨なプレイが多いローポスト、アウトサイドプレイを含むハイポストと違い、ミドルポストでのプレイには、ポストプレイヤーとしての対応力が如実に表現される。したがって、特に圧倒的な武器を会得しているかが、ミドルポストでの支配権を握るか握らないかの分岐点になる。
彼のミドルポストプレイにおける最強の武器は、言わずもがな力強いパワードライブである。まずはリングに突進するその姿勢が、相手プレイヤーを恐怖させると同時に、ファンのハートをがっちりと掴み続ける。彼のドライブからのフィニッシュは、パワーステップからの豪快なダンク、しなやかなベビーフックなど多種多様であり、どんな形であれオフェンスを成功させようとする執念が伝わってくるものだ。それは、アンドワン獲得の多さに反映されており、彼のパワードライブは、テクニックにハートが勝ることを証明しているのかもしれない。激しいファウルにも負けずにシュートをねじ込む本物の「強さ」が、彼のミドルポストプレイのレベルを格段に引き上げている。
真の「強さ」をもったパワードライブが最大の武器と説明したが、彼がそのオプションを行使しているからこそ、別のオフェンスパターンも生きてくる。もう1つの印象的なプレイ、タッチの良いミドルショットはその代表例である。パワードライブがあるからこそ、マークマンが少し下がってディフェンスする場面が生まれ、プレッシャーの少ない状況でミドルショットを放てるのだ。そのシュートは実にタッチが良く、高めのアーチを描いて見事にリングに吸い込まれる。フローター気味のアーチに加えて打点も高いため、非常にディフェンス泣かせのショットだと言えよう。また逆の見方をすれば、この素晴らしいアーチのミドルショットがあることによって、ポンプフェイクからのパワードライブもより効果的になるのである。循環するようにオフェンスをすることで、彼は相手ディフェンスを混乱させ続けることができるのだ。
1on1に注目して彼の動きを解説したが、それと同じくらい巧みな動きが、ノ―ボールでの1on1だ。特に彼自身がスクリナーとなった場合や、ボールから最も遠いポジションに位置している場合などには、絶妙のタイミングでスクリーンユーザーからパスを受けたり、瞬時のアイコンタクトからのフラッシュでチャンスメイクしたりすることができる。この動きから強烈なステップインダンクや、ボースハンドアリウープが生まれるのだ。実は彼のハイライトプレイの多くは、ノ―ボール1on1に圧勝したその後に起こる現象なのである。ボールを受けて即座にシュートできない場合でも、瞬間的にパワードライブ、もしくはミドルショットを繰り出せることも優れたポイントであろう。
【Alex】 <オフェンス> Alexを象徴するシーンと言えば、ポストアップしてのトマホークフックだ。パーフェクトムーブと言えるこの武器があるからこそ、彼のポストオフェンスは異彩を放つ。トマホークフックを中心に彼のオフェンスを分析してみよう。
まずはボールを受ける前の彼の動きに注目しよう。彼のシールは、多くのポストプレイヤーのそれと大きく異なる。ファンダメンタルを重視した通常のポストアップでは、相手ディフェンスを背中で抑え込み、ボールマンに対して正面を向いてボールを要求する。それを前提として、ミートステップ、ドリブルからのステップを駆使してシュートに繋げるのが、バスケットボールにおけるセオリーと言える。したがってリング下では、押し込もうとするオフェンスと、押し出そうとする相手ディフェンスとのマッチが展開されるのだ。しかし、彼のシールは真正面からのぶつかり合いに勝利することが目的ではない。むしろ、身体を相手ディフェンスに寄せ、バンプしてくるマークマンに対して必死に抵抗することはないため、主導権を意図的に与えているようにさえ見える。これは後述のメインウェポンと関わってくる部分だが、彼の思想は、身体全体の状況をマークマンより優位に立たせることにはない。メインウェポンの発射準備の一瞬と、発射に必要なスペースさえ確保されていれば問題ないのである。つまり、ターゲットハンドが相手の身体に勝つことこそが、彼にとっての最大の勝負であり駆け引きとなっているのだ。
彼のターゲットハンドの役割についてさらに具体的に見てみよう。言うまでもなく、彼がボールを保持して最初に狙うのはトマホークフックである。トマホークフックのモーションは、彼がボールをキャッチする前からすでに始まっている。相手ディフェンスから身体を挟んで最も遠い場所、つまり左手にボールが触れさえすれば、そこから左腕を旋回させてムーブに入ることができる。したがって、彼のショットは予備動作をほとんど必要としない。その性能の高さに最も貢献しているのが、実は彼のターゲットハンドなのだ。左手を大きく構えてアピールし、ショットを放つ方向にやや動かしながらボールをキャッチすることで、ただでさえモーションをほとんど必要としない彼のトマホークフックは、ノーモーションを越えたノーモーションのオフェンス兵器となるのである。
では、トマホークフックについて、その利点や重要なポイントを分析的に述べることにしよう。トマホークフックの最大の長所は、「ルール上防ぐのが不可能」であることだ。彼の身長は224cmであり、腕のスパンはそれをも上回る。トマホークフックはその左腕を頂点から振り下ろすような形で放たれるのである。しかも、ボールが彼の左手を離れるのは、ジャンプが最高点に達するタイミングなのだ。つまり、ボールの軌道はアーチではなく、やや下方向にほぼ一直線だと言える。ここで注目すべきは、ショットの成功までボールはリング上にあるということだ。このためトマホークフックが放たれさえすれば、ディフェンスがボールに触れたとしても、ルール上ショットの成功が認められてしまうのである。「分かっていても止められない」とはこのことだ。止めようと躍起になればなるほど、彼がポイントを稼ぐチャンスは増えてしまう。加えて、トマホークフック以外のオフェンスオプションを行使する能力も高い彼をディフェンスするとなると、相手ディフェンダーが心身ともに疲弊することになるのは明確だ。
【Bob】 <オフェンス> Bobはオフェンスにおいて、あらゆる意味で史上最高のポストプレイヤーである。それは誰も疑うことのない事実であり、バスケットボール史における真実である。彼の体重がもし、本来の3分の2だったとしてもそれは揺るがない。それほどに、彼のポストマンとしてのプレイはファンダメンタルに忠実で、実践的なものだ。そのポストプレイの記録は、若いポストマンにとってのバイブルだと言える。プレイの流れを追いながら彼のオフェンスを解説するので、自分のプレイを想起しながら、ぜひ参考にしてもらいたい。
まず、ポストマンとして最も重要な要素であるポストアップについて見てみよう。相手ディフェンダーをシールしてボールをキャッチした瞬間、ディフェンスとの勝負はほぼ決まっていると言われる。彼はこの動きがどんなポストマンより巧みで上手く、そして強い。特に注目してもらいたいポイントは、そのダックインである。ファウルにならない絶妙のパワー調節と、ファウルに見せないシールテクニックを駆使して自身のスペースをクリエイトし、有利な状態でボールをミートする。このダックインだけで、彼がいかにファンダメンタルを重視しているが分かるであろう。もちろん、常に強気で負けず嫌いな彼のハートが、ポストでのダックインにおいても有利に働いていることは言うまでもない。これに加えて、ピンロールなどのノ―ボールムーブも一級品であり、彼が少年時代に会得したムーブをしっかりと磨き上げ、NBA史上でも有数の武器に昇華させたことが分かる。ポストマンがボールを受ける際のテクニックは、日々の鍛錬を積み重ね、習慣化することで何よりの武器になる。若い世代には彼のポストアップから、そのようなことも感じてもらいたい。
次は、ボールを受け取ってからの彼のムーブについて見てみよう。ダックインやロールをしっかりと実行しているので、ワンステップでリングに突入できなくても、かなりのアドバンテージを得た状態で1on1を開始することができる。1on1の中では、スピンムーブやターンしてのバンクショット、フックショットなどをコンスタントに沈めるが、特筆すべきはそのムーブのスピードだ。ボールがポストに入った時点で勝敗が決まりそうなのに加え、常識外れのスピードでリングに突進されるため、相手ディフェンダーにはショックを受ける時間さえ与えられない。このペイントでのムーブにも、1つ1つのムーブを必殺のそれにまで昇華させた彼の努力が反映されている。
また、これも実行の積み重ねになるが、彼の「リバウンドは全て取る」という姿勢も、オフェンスの中で存分に生きている。誰よりもオフェンスリバウンドへの気持ちが強い彼は、外れるシュートの落下位置の判断が実に見事であり、ボールへの嗅覚も非常に鋭い。
ポストアップ、ポストムーブ、リバウンドと、彼のポストプレイの流れを場面分けして解説したが、そのサイズがフルに活用されている部分についてはほとんど解説をしていない。先に述べた通り、彼の体重が本来の3分の2であったとしても、ポストプレイの考え方、実践が充実すれば、史上最高のオフェンシブポストマンになれる。忘れてはならないのは、彼がそんなプレイヤーの1.4倍もの体重を誇るということだ。つまり、史上最高ポストマンの見せるプレイは、そのどれもが最高と想定されるレベルの1.4倍以上の威力を備えているのである。このことがもつ意味については、わざわざ記述する必要もないだろう。
【Steve】 <オフェンス> Steveのオフェンス能力を、そのアシスト能力抜きに語ることはできない。スポーツの歴史上において、最も偉大なパッサーの座は間違いなく彼であり、次点は絶不調の彼、次々点は絶不調かつコンディション最悪の彼である。それほど、彼のアシストにおける才能と能力は、他のプレイヤーのそれをものすごく低レベルだと思わせるほどに圧倒的なのだ。では、具体的に彼のアシストの何が素晴らしいのか、3つの観点に分けて見ていこう。
1つ目は、確かな技術である。彼は、寸分の寸分も違わぬ位置にパスを出すことができるのに加え、非常にハイスピードのパスを繰り出せる。そのため、どんなに苦しい状況や体勢に追い込まれても、レシーバーが最短時間で受け取れるパスを出し、シュートチャンスをもたらすことができるのだ。その背景には、彼のチームメイトの、「パスタイミングを読む能力」「パスをレシーブできるポジショニング能力」「パスをキャッチする能力」会得という努力があることも見逃してはならない。つまり、彼のアシストは、同チームのレシーバー努力を重ねなければ恩恵を受けることさえできない、通常とは全く別次元の現象だと言える。
続く2つ目は、その状況に応じたアシストをイメージする想像力である。彼はパスを繰り出す際、自分が放つパスの軌道だけではなく、相手ディフェンダーの腕の動き、レシーバーのマークマンの癖や脚力、バスケットボールへの理解力といった細かい部分にまで、瞬時に考察と判断をしている。彼のパスがディフェンダーを意のままに操っているように見えるのは、彼にとっての時間の概念が、一流アスリートのそれとさえ大きくかけ離れているからだ。「止まって見える」とは、野球や格闘技で多く聞かれる言葉であるが、そのケースがずっと多く訪れる続ける彼は、実際のプレイングタイムの幾倍もの時間を楽しめる、最も幸福なアスリートではないかと思える。
3つ目に関してはアシストに限定されるものではないが、チームメイトの限界以上の能力やスピード、パワーを引き出すリーダーシップを挙げておきたい。彼と同チームでプレイした経験をもつプレイヤーは、異口同音に「限界以上の能力を引き出してくれる」という言葉を発する。事実、彼とプレイしたプレイヤーは総じて、非常に厳しく難解な理解と反復練習を経て、その潜在力を開花させた。限界を越えるのは途方もなく難しいが、彼のアシストは、誰もが「頑張れば限界を越える」と思えるようなパワーを秘めている。そんな絶妙のアシストが、彼のチームメイトをどれだけ成長させていることだろうか。
もちろん、彼はアシストだけのプレイヤーではなく、苦しい場面でシュートを沈めるチームの名司令塔であるし、驚異的ペネトレイターでもある。しかし彼の究極の能力は、他のどんな分野における大活躍をも凌駕する、そのアシストにある。
【Cipriano】 <オフェンス> Ciprianoはスポーツの歴史の中でも輝きを放つプレイヤーであるが、それ以上に輝きを放つコメディアンだ。彼がスポーツの歴史どころか、どんなジャンルの歴史においても1位のコメディアンであることは周知の事実である。しかし、ここで笑いのセンスについて考察しても仕方がないので、仕方なく彼のオフェンスについて考察しよう。
まず押さえておかなければならないことだが、NBAでの彼の役割はチームのファーストオプションではない。サンズのチームオフェンスにおける中心的役割は、あくまでもAlexやIbnであり、彼の役割は2人の優秀なポストマンを有効に使うこと、次いでネクストオプションとしてシュートを狙うことである。したがって、彼がリングを攻め続けることはほとんどないが、それが逆に緩急あるサンズのチームオフェンス展開に繋がっている。彼自身もあくまでも良い意味で、自由気ままにオフェンスを敢行することができているのだ。
彼のオフェンスには多くのストロングポイントがあるが、まずはシュートについて説明する。ファンの注目を浴び、チームに勢いを与えるのはやはり、ペネトレイトからの豪快なダンクである。見落とされがちだが、実は彼のドライブは非常に巧みで、ディフェンスの脚が並んだ一瞬のタイミングを逃さずリングに突入する。その後空中に跳んでしまえば、ダブルクラッチやトリプルクラッチ、果てはそれ以上のクラッチからのショットを決めたり、もしくは前述のように豪快なダンクを叩き込んだりと、多くのフィニッシュオプションがあるため、彼のペネトレイトは有効なサンズオフェンスのアクセントであると言える。特筆すべき点は、相手ブロッカーと激しく接触した場合に見せる、「2段階ジャンプ」と称されるプレイだ。彼に対してのヘルプが遅れてしまった相手プレイヤーのファウルを誘うばかりか、強烈なボディコンタクトを利用して、さらに上空へと跳ね上がるそのプレイは、チームに途方もないボルテージを与える。加えてボーナススローを確実に決めることも素晴らしい点で、安定したフリースローは彼の隠れた才能と言えるかもしれない。
ペネトレイトとフリースローに注目したが、それだけではない。アウトサイドからのシュートも彼の魅力である。特にポストからのリターンパスを受けて放つスリーポイントは、かなりの高確率でネットを揺らす。この場合彼は、ポストにボールを入れる時点でリターンのポジショニングを想定し、実に絶妙の位置でポストからのパスをミートする。シュートを打ちやすいリング下からのパスに対してのミートチャンスを創出する能力は、彼の武器の1つだと言えよう。精度の高い彼のアウトサイドショットは、オフェンスの起爆剤的役割を担うこともあれば、停滞気味のオフェンスを一気に盛り上げる救世主になることもある。そう考えれば、彼は名スリーポイントシューターであると言えるのかもしれない。
ペネトレイト、アウトサイドとシュートに関するプレイを解説したが、ポストへのボール供給などファンダメンタルなパスから、アリウープメイクなどクリエイティブなパスまで、様々なパスを使い分けるスキルも彼の長所だ。自身によるフィニッシュだけでなく、チームメイトのフィニッシュを演出することでショータイムを巻き起こすことも、彼は得意なのだ。
【Chris】 <オフェンス> ChrisのオフェンスオプションはNBA史上最も多彩だ。ボールスポーツの歴史の中でも、最も多彩と言えるかもしれない。スリーポイント、ミドルショット、ドライブ、ポストプレイ、アシストなど、彼のプレイはどれもが一級品であり、その判断も実に見事なものである。
彼のオフェンスにおける考え方は非常に明確かつシンプルだ。「いかに確率の高いシュートを打つか」、それが彼のメインテーマである。したがって、リングに近い位置で勝負することが彼の優先事項であり、必然的にオフェンスのメインオプションはドライブ、またはポストプレイとなる。彼のシュートアテンプトの半分近くは、実はリング周辺で起こる現象なのだ。これは意外に思われるかもしれないが、彼のオフェンスにおける武器が豊富であることの裏返しと言える。
では、彼のプレイをいくつかのパターンに分けて見ていこう。まずはドライブである。彼のドライブはファンダメンタルに忠実で、マークマンにとってのウィークサイドを実に簡単に抜いていく。また、チームディフェンスの一瞬の乱れを突くことも得意で、誰もが「そこは行かないだろう」と思うスペースでも、ディフェンスにかすりもせずにドライブし、イージーショットを決めてしまう。特筆すべき点は、ドライブを敢行した後、最低でもフローター気味のレイアップでフィニッシュすることだ。つまり、ドライブ後にカバーされて危機に陥ることがほとんどないのだ。彼がいかにコートの状態を的確に把握し、先の先を見越してオフェンスを展開しているかが分かるだろう。また、その非常にスピーディーなドライブは、相手ポストマンのブロックを大幅に遅らせる。その結果として、彼は多くのボーナススローを獲得し、相手プレイヤーのファウルトラブルを呼び込むのだ。
また、彼のポストプレイもメインテーマを体現するものだ。彼のポストプレイは、中距離のドライブと言うこともできる。シールすることは、トリプルスレットをキープしつつボールミートする手段であり、そこからのオフェンスの展開は、リングに正対してのドライブになることが多い。この場合は、1ステップ、2ステップでディフェンスを出し抜けるため、若い世代には、その1ステップ目がディフェンスの脚をどのように攻めているか注目し、ぜひ参考にしてもらいたい。
スリーポイントライン近辺からのドライブ、ポストアップからのドライブのどちらにも言えることだが、彼はトリプルスレットの状態からオフェンスを開始するため、マークマンにとっては恐怖以外の何者でもない。彼のドライブはシュート、パスという他の2つの選択肢が残っているからこそ、さらに威力を増す。ドリブルからでもシュートやパスをすることは可能だが、トリプルスレットの状態からであれば、その動作にかかる時間はかなり短くなる。ファンダメンタルを極限にまで重視し、訓練を重ねた彼のドライブは、「ガードプレイヤーが最も効率良くリングに迫る手段」と定義することさえ可能なのだ。
彼のメインウェポンについて解説したが、次はアウトサイドゲームに着目しよう。ドライブを警戒したマークマンが後退した場合や、ドリブルで振り切った場合に、彼は迷わずミドルショットを放つ。このミドルショットは、ファウルされない限りほとんど落ちることはない。その中でも特に、30度から45度のエリアから放つバンクショットは、ハードなファウルを受けてもリングの中心を正確に射抜く。ディフェンスも分かっているはずだが、「分かっていても止められない」のである。前述のドライブのみならず、スリーポイントシュート、高い精度のアシストをも得意とする彼の、オフェンスの総合力が生み出した至高の武器と言える。
【GatsBy E】 <オフェンス> GBEのオフェンスバリエーションは極めて多彩だ。まずは、スリーポイントラインから3〜8フィートほど離れた位置でボールを持ち、そこから展開する1on1である。この1on1では、豪快なペネトレイトからの多種多様なシュート、ステップインからのジャンパー、ゾーンに入ると止まらない長距離ダウンタウンと、様々なバリエーションで得点を量産する。彼をジャンプさせてしまったら最後で、いくらカバーディフェンスをしようとも、シュートを阻止することなどできない。彼がゾーンに入った際は、スリーポイント近辺からオフェンスを開始することが多く、シュートを決め続けることで、ますますスコアリングペースは加速する。特にアウトサイドのシュートは2、3本立て続けに決まると止まることはなく、20点、30点以上のスコアを1クォーターで叩き出すこともざらにある。また、ポストアップしてのオフェンスも非常に上手い。
しかし、何と言っても特に印象的なのは、センターライン付近でボールを受け取り、そこから開始する1on1だ。この状況で、途方もない加速力を得た彼は最強の無敵状態であり、周辺のディフェンダーには2つの選択肢しか与えられない。「強く弾き飛ばされる」か、「激しく吹き飛ばされる」かだ。この1on1は、彼の激烈なパワーダンク、パワーレイアップでフィニッシュされることがほとんどで、レイカーズのオフェンスシステムの中でも確実性が高いものである。彼のチームメイトがこのシチュエーションをクリエイトするため、素晴らしいロールプレイをしている点も見逃せない。
ベテランの域に入ってからは、この長距離1on1よりもスリーポイントライン近辺からの1on1が増えてきたが、それでも彼のオフェンス能力は衰えることなく、むしろ精度が増し続けている。この変化には、彼のプレイスタイルの転換が大きく影響している。
初めてチャンピオンシップを獲得した当時、彼の身体は最も大きく、筋肉量も絶頂であった。徹底的に徹底したパワー・ワークアウトを積み重ねてきた彼のパワー、スピード、身体のキレ、ムーブの破壊力などはこの時期が圧倒的最盛期で、ダンク時の熱情も高かった。ディフェンスの話になるが、スリーポイントをボールの最高到達点直前でブロックすることさえもあったほどである。ロサンゼルスのファンのテンションを、最も爆発させ続けたのがこのシーズンであることは確かだ。
しかし、スタミナの維持や彼自身のスキルの向上といった側面から、彼はワンプレイにおける超爆発的パワーを身体に備えたままにしておくよりも、ゲームやシーズン、キャリアという長いスパンで効率的にプレイするための身体にシフトする方が得策と判断した。実際、次のシーズンでは身体をかなり絞り、よりクレバーなスコアラーへと成長した。ちなみに、最盛期の身体は、とてつもなく有り余るほどのエネルギーを備えており、身体を完全にシフトさせるまでには3シーズンを要したという。
【Khan】 <オフェンス> KhanはNBA史上でも相当な低身長ながら、NBAの歴史に残るガードプレイヤーとなった。そのスティールに代表されるように、ディフェンスでも史上有数の能力をもつと言えるが、今回は彼のオフェンスについて見てみよう。
彼のオフェンスで印象的なのは、その身体能力を存分に生かし切ったアクロバティックなプレイだ。彼の見せる動きの衝撃度は、最高峰のサーカス団員や、体操金メダリストのそれをも越えるかもしれない。誰も想像できないようなバスケットボール的ではない動きからリングに襲いかかり、シュートを決め続ける姿は爽快そのものである。その驚愕の動きは全身の筋力をフル活用して生み出されているが、特に注目すべきは彼の脚力であり、相手ディフェンダーを軽々跳び越えるジャンプ力は、彼の脚力がどれほど強いかを端的に示す例だ。また、上半身の筋力も非常に優れており、多少のボディコンタクトには負けない強さを誇る。各筋力が最高のパフォーマンスを発揮できるように、人体構造と運動力学に関して深い理解をもち、またその通りに身体を動かす精密な技術を会得していることも、彼が最高のアクロバティックプレイヤーとして活躍し続けられる所以である。
まずは彼のアクロバットな動きと身体能力に注目したが、次は彼のシュートについて解説しよう。彼はシュート全般において非常に高いセンスと能力を備えており、また練習でその能力をさらに研ぎ澄ました。結果として彼は、各種レイアップ、フリースロー、ミドルショット、アウトサイドシュートなどの多種多様なショットにおいて、総じて高い能力を誇っている。フリースローについても、失敗は1シーズンに数度しかなく、ほぼ確実にシュートを決め続ける。スリーポイントもフリーの状態であればかなりの高確率で決めることができ、フリーの状態をクリエイトするテクニックも豊富である。彼自身がポストからのリターンパスを受け、リングに正対した状態でシュートを放つ機会も多く、確率の良いスポットでボールを上手くミートする彼のテクニックが高いことを物語っている。特に素晴らしい点は、ゲームの状況が厳しければ厳しいほど、彼のシュート精度が増すことだ。生まれながらにして備えた勝負強さも、彼の魅力の1つであると言える。
アウトサイドのシュートについて述べたが、彼には他にも武器がある。巧みなフローターショットはその1つだ。このフローターショットは彼にのみ与えられた才能と言っても過言ではなく、実にディフェンスしにくいウェポンである。彼はドリブルからノ―モーションでフローター気味のシュートを放つことができるので、相手ガードはブロックに跳ぶタイミングさえ掴むことができない。加えて彼は、左右両方の手でそのショットを決めることができるため、ヘルプに加勢したディフェンダーを手玉に取ることさえ容易なのだ。ここには、低身長をカバーするための努力が色濃く反映されている。
これまで述べたように、彼のリングにアタックする能力や、アウトサイドでゲームを支配する能力が高いからこそ、有効になるプレイもある。彼のそのアシストは、得点量産能力があるからこそ効果を発揮する例だと言えよう。高過ぎる身体能力に加え、達観したオフェンス能力をもつ彼がディフェンスをかき乱すことで、相手チームディフェンスはシステム上の混乱に陥ってしまい、結果として効果的なナイスパスが生まれるのである。
【Tyson】 <ディフェンス> Tysonは格闘技を含めたスポーツ史において、間違いなく最も卓越したディフェンス能力を誇るプレイヤーである。バスケットボールにおける彼のディフェンスの重要度は、あらゆる個人スポーツにおけるそれさえを大幅に上回る。彼はスポーツにおけるディフェンスの地位を、数段高めた大功労者と言っても過言ではないであろう。
彼のディフェンス力への賞賛は、上記の言葉でもまだまだ足りないが、彼のディフェンスにおける才能をいくつかの分野に分けて見ていこう。まずは、チームディフェンスで担う彼の役割に注目したい。彼は常に、チームディフェンスの司令塔、最後の砦としての役割を担っている。セルティックスのどのディフェンスシステムにおいても、彼は最後尾でボイスを出し、チームメイトを動かす。彼がコートで的確な指示を出すことで、チームメイトのディフェンス能力は個人のそれよりも向上し、セルティックスディフェンスは5人が絶妙の連動を見せ、まるで1体の巨大生物のような迫力、プレッシャーをもって相手オフェンスに襲いかかる。
では、彼個人のディフェンススキルを見ていこう。まずはディフェンスリバウンドである。彼がペイントエリアにいる場合、ディフェンスリバウンドはほぼ確実に彼のものになる。その事実を数字が示しているからこそ、セルティックスディフェンスの目的は、「苦しいシュートを相手に打たせる」ことに設定される。シュートを外させさえすれば、オフェンスチャンスを獲得してくれるという、絶大な信頼が彼に寄せられているからだ。そんな彼の巨体はボックスアウトを全く不要とし、ボールを器用にティップすることで簡単にボールを奪ってしまう。このティップの技術は間違いなくNBA史上最高で、ティップしながらボールをコントロールし、そのまま先行したチームメイトへとタッチダウンパスを繰り出す。加えて彼は、左右両方の手で同じようにティップ、アシストができるため、オフェンスへの繋ぎという側面でも、抜群の働きを見せている。また、チームメイトが思い切って必ず先行することからは、「リバウンドは必ず取ってくれる」という信頼関係が分かるだろう。
次に、彼の最大のビッグプレイであるブロックショットに注目しよう。ブロックに関しては、彼はプレイの効率よりも両チーム、もっと言えば会場に与えるインパクトに重きを置いている。事実、彼のブロックがチームに与える勢いは、ディフェンスによってもたらされるチームへの勢いとしては、スポーツ史において前人未到だと言えよう。彼がコートの端から端まで簡単にボールを弾き飛ばす姿を見れば、それは著しく明白である。さらに言えば彼は、ブロックを避けて放たれているはずのバスケットボールを、打ちやすいようにトスされ、さらにとても激しく叩きつけられることを想定して設計されたバレーボール以上に強く、激しく弾き飛ばしているのである。このことを考えれば、そのブロックが両チーム、そしてその現象を見た全ての人にとてつもなく大きいインパクトを与えることは、誰にでもたやすく理解できるだろう。
チームディフェンスの総司令官としての役割に加え、厚い信頼を獲得し続ける絶対的なリバウンドテクニック、ゲームの流れを極端に引き寄せる破壊的なブロックショットテクニックを誇る彼が獲得した最優秀ディフェンシブプレイヤーのアワードは、スポーツ界全体のそれに相当する。彼はその座を13年連続で、しかも圧倒的、絶対的王者の状態で守り続けたのだ。
【Ryudai】 <ディフェンス> Ryudaiのディフェンステクニックは、日本でのプレイヤー時代に徹底して培ったファンダメンタルが礎となり、そこに彼の創意工夫が加わった素晴らしい技術である。彼のディフェンス思想を踏まえながら、そのテクニックについて解説しよう。
まずはマンディフェンスについてである。彼のマンディフェンスはファンダメンタルに忠実で、常に脚を動かして相手オフェンスに密着し、プレッシャーを与え続ける。ボールを持っていないオフェンスに対しては、常時ディナイ気味にディフェンスすることでパスコースを消し、楽にボールを持たせることは決してない。彼はボールマンとマークマンを結んだ直線に近い位置にポジショニングするが、巧みなボディチェックなども駆使し、裏を突かれることはほとんどない。どんなゲームでも相手スコアラーにマッチアップして磨き上げたディフェンスの勘と、高いバスケットボールIQがこのディフェンスを可能にしており、彼は現代バスケットボールにおけるノーボールディフェンスの理想を突き詰めたプレイを体現している。
ディナイディフェンスを振り切られ、相手エースがボールを持ってしまったとしても、そこからのディフェンスが彼の真骨頂である。彼は腕1本という距離よりも多少オフェンスに接近し、より大きなプレッシャーを与えながら、ボールマンを攻撃的にディフェンスする。中でも、特に注目すべきはドリブルカットの技術である。原則通り、相手オフェンスのドリブル開始時、ドリブルチェンジ時、ドリブルターン時、ドリブルリズムが一定の場合、ドリブルしながら後退する場合などのシーンがあれば、一瞬のうちにスティールしてしまう。そのスティールはかなり低い姿勢で実行されるため、カットされたボールは必然的にオフェンスの背後にバウンドする。したがって彼のスティールは、ファーストブレイクのチャンスを生むことに直結する、攻撃的なスティールなのである。ドリブルカットができない場合でも、ドライブコースを予測した正面に位置するディフェンスでドライブをストップさせたり、スティールを狙いながらチャージングを誘ったりするなど、いつでも相手オフェンスが嫌がるプレイを見せ続ける。彼のディフェンスによって、相手エースはフラストレーションを溜め込み、ファウルトラブルに陥ったり、ミスを連発してしまったりするのである。彼のディフェンスは「数字に残らない大活躍」と言われるが、相手プレイヤーの得点やアシスト数を減少させつつ、ファウル数を増加させるそのディフェンスは、まさに「数字を動かす大活躍」と言えよう。
マンディフェンスについて解説したが、彼のディフェンス能力はチームディフェンスでも大いに発揮される。その中でも、ピンチプレイ(ダブルチーム)は特に絶品だ。チームメイトがディフェンスで踏ん張り、相手プレイヤーの視野を消したその瞬間、彼は自身のマークマンを捨て、一瞬のうちにスティールやスティックしてのサンドに挑む。その思い切りの良さは、イージーバスケットのチャンスをクリエイトする。この点でも、彼のディフェンスはオフェンシブなものであることが明白になるであろう。
他にも、パスをスティールするテクニックやファウルを避けるテクニック、ライン際で触れたボールをマイボールにするテクニックなどの細かい技術が、彼のディフェンスには多く詰まっている。そのどれもが努力を経て会得されたものであり、たゆまぬ反復練習で習慣化されたものなのだ。彼のプレイを参考にする場合、このことを決して忘れてはならない。
【Ibn】 <ディフェンス> Ibnのディフェンスがとてつもなく素晴らしいということは、NBAを知る人ならば誰もが分かることだ。しかし、彼のディフェンステクニックが、バスケットボールを非常に深く理解した上で成立しているという事実には、多くの人が注目していない。したがってここでは、彼のディフェンスを詳しく分析しながら見ていこう。
彼のディフェンスの何が素晴らしいかと言えば、それは「1人で何人でもディフェンスできる」という点である。そこには彼のウイングスパンの広さや能力の高さも関係してくるが、彼のディフェンス思想も大きく影響している。具体的には、「オフェンスを守ることができる幅」の活用を、彼は最重要視しているのだ。1on1にも言えるが、相手チームがファーストブレイクをしてきた場面、もしくはスクリーンプレイの流れでアウトナンバーが生じた場面など、ディフェンス不利の場面は、当該バスケットボールのレベルに関わらず多く見受けられる。そのような場合、本当に優秀なディフェンダーは、オフェンスするプレイヤーに瞬時に反応し、リングにボールが接近するのを防ぐことができる。その状況におけるディフェンスが最も卓越したプレイヤーこそ、彼なのである。
彼は1人で複数のオフェンスを守らなければならない場合でこそ、実に見事な動きを見せる。アウトナンバーをディフェンスする姿をファンが心待ちにするほど、そのテクニックは素晴らしい。彼自身から積極的にフェイクをしたり、ボクサーズスタンスを維持したままトラップしたりすることで、苦しい状況でもボールに触れることができる。また、完璧に相手オフェンスの動きを読んだ際には、シュートをそのままキャッチしたり、スティールしたボールを予備動作なしでパスしたりすることができる。これは、相手チームの最大のチャンスを消滅させ、チームの最大のチャンスをクリエイトすることである。相手チームの高ぶったテンションを消滅させ、チームに大いなるテンションもたらすことである。フィジカル的にもメンタル的にも、両チームにとってこの振れ幅は非常に大きい。物理的な人数だけではなく、その裏にあるテンションや勢い、空気をも、彼の「守ることができる幅」の範囲内にあるのだ。
彼の「守ることができる幅」に注目したが、彼は1on1のディフェンステクニックも一級品だ。ガードからセンターまで幅広くディフェンスすることができるのは、幼少期からNBA入りするまでに様々なサイズ、様々なテクニックをもつプレイヤーを相手にしたからであろう。この多様な経験が、彼のディフェンスに大いに生かされている。繰り返し強調している「守ることができる幅」がバスケットボール史上最大であることにも、その経験の豊富さが反映されていると言えよう。あらゆる相手オフェンスの個性に順応できるので、状況によってはチームメイトのサポートをすることも珍しくない。コートにいるオフェンスは常に、彼の「守ることができる幅」に踏み込んでしまうのである。もし彼が本気を出し、その気になりさえすれば、相手チームのシックスマンまで含めた6人を同時にディフェンスすることもできるかもしれない。それほど、ディフェンスにおける彼の能力は全て、驚異的に素晴らし過ぎるのだ。
目に見える数字や派手なプレイだけではなく、そのディフェンスの広過ぎる影響範囲や役割に注目してこそディフェンス能力の神髄が見える。彼は、私たちのイメージする幅すら大きく越えた最強ディフェンダーなのだ。
○Marie said,,, 世界には、数多くの教育システムが存在する。多くの国では、教育に懸ける強い信念のもと、そのシステムが驚くべき効果を発揮している。「驚くべき効果を発揮している」と述べたが、それこそが教育の果たすべき義務であり、だからこそ、教育が子どもたちに対して責任を負わない国には、強い憤りを感じてしまう。
例えば、教養や知識・技能を身につけさせることを放棄し、未完成な「子どもの自分探し」に時間を費やした国がある。それが大きな間違いだと分かっていた大人もいたのかもしれないが、子どもたちは「自分探し」を強制させられた。その結果、その子どもたちが大人になる頃には、「自分探し世代」なる言葉が誕生することとなった。もちろん、そこにはたっぷりの皮肉が込められている。
この世代が置かれる状況は非常に不遇だ。ワーキングパーソンになった時点で、教養・礼儀などのハンディキャップを背負っているのだ。ビジネス上のライバルは、自分と同じ教育を受けた世代だけではない。状況が不遇であることに疑いの余地はないであろう。そんな「自分探し世代」の考え方や行動が、大きな話題となっている。例えば、この世代の言動である。彼らは、「指示待ち」というレッテルを貼られることが多い。自ら動くことができないというのである。また、考え方も批判対象になる。「夢や野望がない。」「安定ばかり気にする。」といった声が頻繁に聞かれるのだ。
しかし、少し立ち止まってみてはどうか。自分から動くことができないのはなぜか。夢がなく、安定志向なのはなぜか。その原因を、真剣に考えてほしいのだ。考え方や行動が形成されていく過程には、もちろん教育が大きく関係している。「自分の個性を大事にしなさい。」「自分にしかできないことをしなさい。」「競争より、みんなが一緒にゴールできる社会を目指しなさい。」といった言葉を、大人はこの世代に言い続けたのだ。しかし、である。世界はそんなに甘いものではない。前述のような言葉をかけられ続けたこの世代が、現実を知ったら、一体、どう思うだろうか。
まず疑問をぶつける対象は、自分たちを教育したシステムであろう。しかし、この国の教育は冷ややかだった。前述の「自分探し世代」とは、それを最も端的に表現した言葉である。自分たちの施した教育がとんでもない失敗だったと分かるやいなや、教え子を馬鹿にし始めたのだ。これはとてつもない悲劇である。そもそも教育というは、この世界で最も重要なものの1つであり、それは疑いのない真理だ。その教育に裏切られる。このことは、何を意味するのだろう。これは私個人の考えだが、教育に裏切られた世代が、自分から行動を起こせない気持ちは理解できる。「こう行動するべき」とずっと教えられた世代が、いきなり、全く違う常識に直面するのだ。私の意見は甘いと思われるかもしれない。しかし、教師、親、コミュニティの全てから受けた教育が、急に間違いだったと断言されるこの現象は、私たちには到底想像できないほどの悲劇だということを分かってほしい。こんな状態の中で、夢を語り、胸に野望を秘めろという方が酷な話なのではないか。この全く信用できない社会の中で、少なくとも安定だけは手に入れたいと思うのではないか。
「自分探し世代」の擁護を意図したものではないが、私の考えは、上記の通りである。もちろん、いつの時代であっても、人間は十人十色であり、どんな時代に生まれたとしても、驚くべき成功を手にする人は必ずいる。「自分探し世代」と呼ばれる世代も、周囲の評価を気にする必要はない。大いに悩み、大いに語り合い、成長しようという気さえあれば、可能性は無限大なのだ。私自身は、この国においては、この世代こそが、時代の救世主なのではないかと思っている。「失敗が成功を生む」というが、この国の教育者は失敗を受け入れようとしない。そうであれば、失敗の不利益を被ったこの世代が、未来を変えていけば良いのである。もっと言えば、それしか国が変わる方法はない。どのような国やシステムを目指すかは分からないが、それも自分たちで決めていけば良い。そして、この世代の教育者なら、より良い、理想の教育を実現できるのではないだろうか。
教育について述べてきたが、こうして改めて考えてみると、教育の存在の大きさを痛感する。教育者が与える影響は、ものすごく、本当にものすごく大きいものだ。学校現場に勤務すれば、教師は何万人という子どもにかかわる。しかし、「教師のかかわる子どもの数=教師のかかわる人の数」ではない。教師がかかわった子どもの1人1人にも、人生の中でかかわっていく人たちがいるのだ。教育者になった時点で、コミュニティの未来、国の未来、人類の未来、もっと言うと、地球の未来、生命の未来にまで影響を与えるのだ。それはあらゆる職種に言えることなのかもしれないが、「教育」は他の職種に比べて、その側面が非常に強い。それは教育者自身も、子どもたちも、その家族やコミュニティの人々も知っておくべきことだ。
「教育」がもつ可能性の話になると力が入ってしまうが、では、そもそも教育者とはどうあるべきなのだろうか。
世界中の教育者は、子どもたちがもつ無限の可能性を信じている。このことは、究極の信念でなければならない。教育者が、子どもの可能性をここまでだと決めつけてしまえば、子どものもっているパワーをより引き出すことはできなくなる。さらに言えば、それは教育者自身が、自分の教育力の限界を決めてしまうことでもある。子どもたちは「無限の可能性」をもっている。これは世界の究極の真理だと、私は強く信じ続ける。
また、世界の多くの教育者は、自分の教育に「哲学」をもっている。これもまた、究極の信念でなければならない。子どもたちに何を身につけさせたいかを真剣に考え抜かなければ、日々の授業や教育活動が、意味のないものになってしまう。教育者の日々の勉強や経験も、それをどう子どもに教えるか、何を哲学にするのかを考えていなければ、無駄に終わってしまうだろう。
上記の2点は、子どもたちへの教育に限ったことではない。あらゆる教育に携わる、あらゆる教育者に言えることだ。しかし、「無限の可能性」を信じ切るあまり、何のための教師か分からなくなってはいないだろうか。「教育哲学」をぶつけようとするあまり、伸びようとする芽を摘み取ってはいないだろうか。「無限の可能性」を考え抜いた人は、「教育哲学」を忘れているかもしれないし、「教育哲学」を考え抜いた人は、「無限の可能性」を忘れているかもしれない。しかし私は、この2つのバランスを取らなければならない・・・と言いたいのではない。究極にまで「無限の可能性」を信じ、究極にまで「教育哲学」を込めようとすることこそが、教育なのだ。少なくとも、私はそう考えている。
ここまで、私の文章を読んでくださったことに、感謝を申し上げたい。最後に、私が今まで出会った言葉の中から1つを取り上げて、この文章を閉じることにする。
思考が変われば、態度が変わる。 態度が変われば、行動が変わる。 行動が変われば、習慣が変わる。 習慣が変われば、人格が変わる。 人格が変われば、運命が変わる。 運命が変われば、人生が変わる。
教育者の人生が変われば、子どもたちの人生が変わる。 子どもたちの人生が変われば、この世界の未来が変わる。
○Dunkers ranking (Jimmy) 近年は、バスケットボール史上でも異常だと言えるほどに、ダンカーのレベルが高い時代だ。素晴らしいダンカーが数多くいる。(中略)今回は、私が定めた項目ごとに、ダンカーたちのランキングを作成してみた。
【Technique】 No.1 GatsBy E No.2 Chris No.3 Ibn 次点 Cipriano
ダンクにおけるテクニックとは、空中でボールを操作し、様々なムーブを繰り出す能力を指す。言うまでもなく、空中での高度なボールハンドリング力が要求される。また、ゲーム中でいかにダンクチャンスを創出するかということも、ダンクにおけるテクニックの1つと言える。
1位には、我々の想像を軽く越えたダンクを次々と繰り出すGBEがランクインした。彼の超破壊的ダンクは、ボールを長時間空中で操作することで生み出される。どんな体勢からでも力強くボールを叩き込むためのスキルは、トマホークダンク、クラッチダンク、リバースダンク、回転系ダンクなど、どのスタイルでも抜群で、ムーブにかかる時間は非常に短い。加えて、彼のアリウープにおけるチャンスメイクは、NBA史上最も飛び抜けたテクニックの1つである。
2位にはChrisがランクインした。彼は、とにかくコンタクトを回避してのダンクが巧みだ。ブロックの間をすり抜け、ダンクまでもっていく技術は一流であり、ブロックより一瞬早くダンクを叩き込み、ボーナススローをもらう技術は驚愕に値する。ボースハンドとワンハンドのダンクを使い分ける能力も非常に高い。
3位にはIbnがランクインだ。彼はアリウープのチャンスメイクが非常に上手い。また、プットバックの技術もNBA史上最高峰と言えるほどに高く、ボールへの嗅覚は群を抜いている。
次点には、リバースダンクなど、空中でのボール操作に優れたCiprianoを挙げた。
【Style】 No.1 Chris No.2 Cipriano No.3 Khan 次点 GatsBy E
この部門では、ダンクの優雅さ、華麗さをランキング化した。空中でのシルエットに加え、動きの滑らかさ、繊細な指先の動きといった側面までもが、ダンクの優雅さに大きく影響してくる。特に、ファーストブレイクにおけるダンクでは、美しいスタイルを見せつけられることが多い。
1位にランクインしたChrisは、惚れ惚れするような空中でのシルエットを誇り、動きにも無駄がなく、非常に美しいスタイルのダンクを見せる。特に、ファーストブレイク時に見せるワンハンドダンクは、ボールを持った右手だけでなく、左手も綺麗に伸びており、脚の曲がり方もこの上ないほどに絶妙で、まさに一級の芸術品と言える。また、彼のダンクはボールを叩きつけると言うより、そっとリングに触れるように落とすものであり、この点も気品に溢れている。
2位にランクインしたのはCiprianoだ。彼のダンクシルエットは、ため息が出るほど美しい。特に、ダブルパンプ・リバースダンクの美しさは際立っており、ダンク前の身体を折りたたんだシルエットから、インパクト時におけるシルエットまで、様々なスタイルが凝縮している。このダンクだけで、彼のもつ魅力が堪能できるだろう。
3位にランクインしたのはKhanだ。彼のレフトハンド独特のダンクスタイルは非常に美しい。また、身長がかなり低いこともあって、ダンク時に宙に浮いているように見える点も幻想的である。
次点は、滞空時間が長く、力一杯に腕を伸ばすスタイルが印象的なGBEとした。
【Height】 No.1 GatsBy E No.2 Ibn No.3 Tyson 次点 Bob
ダンクの高さとは、特にダンクを行う際のボールの高さを指す。誰も触れることのできない位置からダンクを振り下ろすことができれば、当然ダンクの成功率は高くなる。この部門には、ジャンプ力も大きく関わってくるが、それと共に、身長やウイングスパンなどが強く影響してくる。
1位のGBEは、とにかく跳躍力が尋常でないほど爆発的である。一瞬にして最高到達点まで上昇するその跳躍力は、「ヒト史上最高アスリート」の異名を冠しても、まだ足りないのではないかと思うほどに圧倒的だ。身長も高く、ウイングスパンも広い。したがって、彼がダンクの際にボールを保持している位置は、生身の人間の到達可能高度をどこまでも越えている。特に、ランニングジャンプの圧倒的な高さには絶句を重ねてしまう。
2位にはIbnがランクインした。彼のジャンプは驚異的な爆発力をもつが、それが彼の身長でなされることは奇跡としか言いようがない。それに加えて、彼のウイングスパンはNBA史上でも圧倒的なほどに広い。したがって、ダンクの際にはボールが異様なほど高いところに位置し、防ぐ術はないと言っても過言ではない。
3位にランクインしたのはTysonである。何と言ってもNBA史上最長身のサイズを誇り、彼が腕を伸ばした際のボールの位置は、超然たるほどに高い。また、ジャンプ力も低くはないと言える。
次点は、巨体に加え、体格からは想像できないジャンプ力をもつBobとした。
【Air time】 No.1 GatsBy E No.2 Ibn No.3 Cipriano 次点 Khan
Air timeとは、ダンク時の滞空時間のことだ。驚異的なジャンプ力によって生み出される滞空時間が、ダンクの可能性を大きく広げていく。滞空時間が長いプレイヤーほど高く跳躍できるのは間違いないが、滞空時間には、ダンクの飛距離なども影響してくる。
1位にはHeightの部門と同様、GBEがランクインした。ダンクの高さも超絶的であるが、それに比例して滞空時間も非常に長い。おそらく、NBAの大多数のプレイヤーたちは、彼のかなり後にジャンプしても、かなり先に着地してしまうだろう。そんな彼のダンクにおける滞空時間は、そのパワーダンクにおいて大きく生きてくる。空中にいる間、身体を力の限り大きく反らし、そのパワーを大爆発させるダンクは、彼の驚異的な滞空時間の長さによって生み出されている。
2位もHeight部門と同様、Ibnがランクインした。彼と同じような身長の生物の中で、彼ほどのジャンプ力を見せる生物は存在しないと言えるほどであり、その滞空時間も異様に長い。また、彼の主戦場となるインサイドにおいては、そのダンクの高さと滞空時間に迫るプレイヤーは皆無であり、完全無敵状態というアドバンテージを得ている。
3位はCiprianoだ。ファーストブレイクでもとんでもない滞空時間を誇るが、相手ブロッカーと空中で接触すると、さらなる上空まで跳ね上がる。この点を含めると、1位に迫るAir timeかもしれない。
次点には、見事な離陸と、宙を漂うような跳躍を見せるKhanを挙げた。
【Speed】 No.1 GatsBy E No.2 Khan No.3 Cipriano 次点 Ibn
この部門でのスピードとは、ダンクの速さ、つまりフィニッシュまでの速度のことである。ダンクにスピードが備わっていれば、ドライブからのダンクの成功率も上がり、大きな武器になる。また、スピード感に溢れる跳躍やダンクのスイングは、ダンクの破壊力を大きく向上させる。
この部門でも1位はGBEだ。NBAには、彼よりもスピード感に溢れるプレイを見せるプレイヤーがいる。しかし、彼よりもスピーディーなダンクを見せるプレイヤーは、バスケットボール史上でも皆無である。助走の際はまるで弾丸のようなスピードを見せ、その勢いのままリングに突っ込む。さらに、特筆すべきはダンクの際に見せる腕の旋回スピードである。特にワンハンドダンクにおいては、スーパースローの映像で見ても、腕がかなり強烈に霞んで見えることがあるほどだ。
2位にはKhanがランクインだ。KhanはSteveと互角のスピードを誇り、彼のダンクは、瞬きをしていると見逃してしまうほどに速い。あっという間に最高到達点まで上昇し、ブロッカーがジャンプを開始しているうちにダンクを叩き込んでしまう。そのスピーディーなダンクは、NBAで最もファンを沸かせるムーブの1つと言える。
3位にはCiprianoがランクイン。ドライブでもファーストブレイクでも、突進の勢いそのままにリングに突っ込んでいく。そのスピードにより、空中での接触時における衝撃が、上向きに作用するのだ。
次点は、ロングストライドで駆け抜け、ダンクを叩き込むIbnとした。
【Power】 No.1 GatsBy E No.2 Tyson No.3 Bob 次点 Jason
この部門には、文字通りパワーに溢れるダンクの使い手たちがランクインした。空中でバンプを受けても、強引に得点にもっていくことができるパワーダンクには、相手チームをフィジカル的にも、メンタル的にも追い詰める効果がある。チームにもたらすテンションも抜群に高いと言える。
1位は超断トツでGBEである。上記のランキングを見ても分かるように、驚愕さ森羅万象最高クラスのギフトをいくつも与えられ、しかもそれらを超相乗的にブラッシュアップし続けることで、パワーダンクを決めるために生まれたと言うべき存在となった。特に、右腕でのワンハンドダンクの際に表現されるパワーは、究極の超断トツさと言える。身体に備わったパワーに加え、そのパワーを十三分以上にまでも生かすことができる生物的ファンダメンタル及びハイテクニック、高さ、滞空時間、スピードに恵まれているハイパーダンカーなのだ。
2位はTysonだ。彼はリングのみならず、バスケットリング全体を破壊するダンクを見せてきた。史上最高と言えるほどに恵まれたサイズ、筋力とパワーだけでなく、そのパワーを生かすスピードとテクニックをも兼ね備えている点が驚異的だ。そのパワーダンクでアリーナ全体を揺るがす姿は、まさに「The Olympus」である。
3位にはBobがランクインした。彼のハンマーダンクは、ディフェンダーを蹴散らしつつ、精神的にも痛めつける効果をもつ。また、ムーブの圧倒的スピードが、パワーにさらなる拍車をかけている。
次点には、ボースハンドダンクが野性的過ぎるJasonを挙げた。
【Total】 No.1 GatsBy E No.2 Ibn No.3 Cipriano 次点 Chris
総合1位は、上記の部門別ランキングでも圧倒的な強さを見せたGBEである。彼は、ややスタイルには気を遣っていない節があるものの、それ以外の面では、どれもこの上ないほど圧倒的な能力をもつ。彼のダンクの最も特筆すべき点は、そのスラムダンクのインパクトが、ゲームの流ればかりかシーズンの流れ、それ以上の期間の流れまでも、実に大きく変えてしまうことである。彼の伝説的なダンクで勢いがついたチームのテンションはすさまじく、何シーズンも勝ち続ける。また、彼のダンクの被害者となった相手フランチャイズは、その残像に何シーズンも苦しみ続けてしまうのだ。
スポーツ、エンターテイメントの歴史に、驚異的な才能・能力は数多く存在した。しかし、彼のダンクにおけるそれの程度は、「この世界の全歴史上空前絶後の空前絶後さである」と言ってもまだ、全くもって言い尽くせないものなのである。
総合2位にはIbnが輝いた。圧倒的な長身、ウイングスパン、スピード、跳躍力を兼ね備え、テクニックも抜群に高い。また、そのレフトハンドで叩き込むダンクは、ブロックされる可能性がないと言っても過言ではなく、実用性が非常に高いことも特徴の1つだ。ダンクなどできるはずがないと思うほどの長距離からダンクを決めることができる彼の才能は、NBAのみならず、スポーツ史が誇る数多くの才能の中でも、特に偉大なものの1つと言える。
総合3位にランクインしたのはCiprianoである。そのダンクの能力はどれも突出しており、創造性も高い。特にそのリバースダンクに関しては、スポーツ界でも最高級の美技と言える。また、部門別ランキングでも紹介したが、空中で相手ブロッカーと接触するとさらなる上空に跳ね上がり、さらに豪快なダンクを決めるという特殊能力をもつのもCiprianoらしい。
次点としては、華麗で効果的なダンクを見せるChrisを挙げておきたい。彼はダンク以外にも多くの魅力をもっているが、その美しいダンクに魅了されてNBAを目指したプレイヤーも数多い。
以上見てきたように、NBAのダンカーたちをランキングしてみたが、今後、ファンたちの間でさらなるダンカーランキングを作成し続けてほしい。私もそのランキングには入るはずであるから、また順位には変動が出るであろう。
○Petrus said,,, 未来ある若者たち、君たちは「努力」という言葉をどのように使っているだろうか。普段何気なく使っているこの「努力」という言葉、君たちはどのような意味として捉えているだろうか。多くの人は、この言葉を「夢や目標を実現するために、心や身体を使って努めること」という意味で使っているはずだ。しかし、この言葉をそのような意味として使うことには、ある種の危険が伴うことを絶対に忘れてはならない。
「努力」という言葉をただ単に好きな人たちは、「努力は(必ず)報われる」という言葉の熱狂的なファンだ。しかし、断言しよう。そんな「努力」は、確実に君たちを裏切る。「努力」と君たちとの関係は、若いカップルのそれのように甘いものではない。「努力」というものは、それほどまでに厳しいものなのだ。
なぜ「努力」が厳しいものだと断言できるのか。それは君たちの思っている「努力」が、本質的に間違っているからだ。多くの人は、「努力」とは、コップに水を注ぐようなものだと思っている。自分の思う「努力」でコップを満たすことができれば、結果が出ると信じているのだ。しかし、努力とはコップを満たしたり、積み木を重ねたりするイラストで表現することはできない。私が何を言いたいか。それは、努力とは「向きのある量」だということだ。
例えば、作家になりたいと思っている青年がいたとしよう。彼はその夢を実現するため、一心不乱に毎日ワークアウトを続けている。彼はそのワークアウトこそが、作家になるための「努力」だと信じて疑わない。君たちは、この青年にどんな言葉をかけるだろうか。おそらくほとんどの人は、「君はそれが作家になるための努力だと思っているかもしれないが、その努力は間違っているよ。」と言うだろう。少し理解してくれたかもしれないが、つまりそういうことなのだ。彼の努力は、作家という目標に向かっていない。つまり、努力の向きが間違っているのだ。例は大袈裟だったかもしれないが、これと同じようなことが、君たちの「努力」についても言えるのだ。「努力は裏切らないはずなのに、なぜ努力しても結果が出ないんだ。」と嘆く前に、そもそも自分の努力が結果に向かっているか、さらには十分な量なされているかを考えてみるといい。それが、まず1歩目のステップになるのだ。
自分の「努力」が間違っているかどうかくらい分かっていると思うかもしれないが、「努力」が私たちに与える幻想は、想像以上に難解なものだ。先ほどの青年を例にとって考えてみよう。彼の考える「努力」はワークアウトにあったが、それでも、それによって彼が得た、誰にも負けない作家としてのスキルがある。おそらく彼は、筋肉の悲鳴、身体がグレードアップする喜び、鋼の身体の質感などについては、どんな作家よりも巧みな表現を使うだろう。躍動する筋肉や、辛いワークアウトに耐える場面に関しては、賞賛に値する描写をするはずだ。それは、彼の実践や実際に感じた心の動きが、文章に強く表現されるからだ。私がここで言いたいことは、間違った「努力」をしていても、場合によってはある程度の結果が出てしまうということだ。ワークアウトに励むアーティスト志望の女性も、それによって声量が上がるかもしれない。これが、「努力」のもつ魔性の部分なのだ。「努力」の仕方が間違っていても、多少の結果が出る。だから、その「努力」を続けることが結果に結びつくと勘違いする。長い期間その「努力」を続けてしまった人こそ、そのような状況に陥りやすい。「継続は力なり」という言葉は、このような状況を逆にサポートしてしまう。しかし、多かれ少なかれ、自分のしている「努力」が結果に向かっていなければ、君たちが望む結果など出やしないのだ。
上記の論を踏まえて、私の「努力」に対する考えを2点述べてみたい。
1点目は、正しく「努力」するためにはどうあるべきか、ということだ。結論から言えば、コミュニケーションこそがその最大の方法になる。つまり、自分の「努力」が正しいかどうか、あらゆる角度から検証するのだ。先輩、チームメイト、後輩、本、名言など、あらゆる人やものとのコミュニケーションを重ね、「努力」を修正していくのだ。しかし、これが非常に面倒であり、多くの人はコミュニケーションに対して怠惰である。自分の信念というものは大切にしなければならないが、それは時として、自分を甘やかす最も強い作用をもつ。あらゆるものとのコミュニケーションが上達すれば、「努力」も自ずと上達してくる。そのような意味で言えば、「努力」の仕方を考える際にコミュニケーションを学ぶということは、正しい「努力」の1つだと言えるだろう。さらに言えば、コミュニケーションが充実するコミュニティに、積極的に飛び込んでいくということも正しい「努力」なのではないだろうか。「努力」に大切なことは、このあまりにも厳しい「努力」という荒波に繰り出す覚悟と、誤った方向に舵を切ってしまった場合に、恐れず人を頼り、臆せず舵を切り直したり、その航海を中止してやり直したりする勇気なのだ。「始める覚悟」と「やめる勇気」をもった者に、「努力」する資格が与えられる。
2点目は、「努力」という言葉の意味についてだ。私は、「努力」というこの言葉を再定義したい。多くの人たちが正しくない「努力」を続けるのであれば、「努力」に与えられている意味を壊したいと思っている。まず質問になるが、君たちは結果を求めて何かに取り組む際、望んだ結果が得られる確信をもっているだろうか。おそらくもっていないであろう。これは当たり前のことである。結果が出るまでは、誰も正しい「努力」をしているという確信を得ることはできないのだ。これは私を含め万人に共通する。では、「努力」が正しかったと胸を張って言える瞬間はいつか。それは、望んだ結果、もしくはそれ以上の結果が出た場合、または今後の自分にとって価値ある結果が出た場合だ。つまり、価値ある結果に到達するまでのプロセスに与えられる言葉が、正しい「努力」なのである。ここで私が考えることは、誰もが結果を出すために「努力」しているという事実だ。そうであれば、結果の伴わない「努力」とは何なのか。それは、正しくない「努力」であり、もっと厳しい言い方をすれば、やるべき「努力」ではなかったのではないか。こう考えると、「努力している」という状態は発生しないことになる。誰もそれが正しい「努力」だとは断定できないからだ。この文章ではこれまで、「正しい『努力』」や「正しくない『努力』」という表現を使ってきたが、「努力」とはつまり、望んだ結果が出た場合にのみ、使うことを許される言葉なのだ。したがって、「努力」とは常に正しいものであり、常に過去のものなのである。君たちは、決して「努力」と軽く言ってはならない。
上記の2点が、私の強く主張したいことだ。少しでも理解してもらえたなら、私にとってはこの上ない喜びである。多くの人は「努力」という言葉を軽率に使ってしまう。しかし、「始める覚悟」と「やめる勇気」をもち、自分の行いに「努力」という言葉が与えられることを目指して結果を追い求める姿勢こそ、この上なく尊いものなのだ。
若者たちよ、「努力」ともっと深く、深く向き合う人間であれ。
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